2003年1月のコラム

もう大分遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
年の終わりや年の初めにはよく「キーワード」というものが目につきますよね。そこで今回はその「キーワード」を取り上げてみたいと思います。

まずメジャーなところでは「2002年流行語大賞」。
テレビでご覧になった方も多いと思います。
昨年の大賞は、多摩川に出没、まだまだ人気続行中の「タマちゃん」。お正月明けにも姿が目撃されましたね。そしてもうひとつは、梅雨を吹き飛ばすような熱気の中行われた「W杯(ワールドカップ)」でした。どちらも固有名詞が選ばれるという結果でした。ちなみに10年前、1992年の大賞は「きんさん・ぎんさん」。10年前も同じく固有名詞が選ばれていたのですね。

そしてもうひとつ「2002年今年の漢字」を見てみましょう。
こちらは「帰」という字が選ばれました。
リバイバルブーム、北朝鮮拉致被害者の帰国、経済がバブル期以前に帰ったことなどの印象が強かった模様です。こちらの2位以下は「北」「拉」「愛」「蹴」と続きます。やはり北朝鮮拉致問題やサッカーの印象が強かったことが分かります。また過去には1995年「震」1996年「食」1997年「倒」1998年「毒」1999年「末」2000年「金」2001年「戦」と選ばれています。
こちらは過去のものを見ても、あまり明るいイメージの漢字は選ばれていないですね。

ちなみにわが社の社員にも、2003年のキーワードを聞いてみました。

「健康第一・先制攻撃・気力の温存」
「愛に生き、恋に生き」(joke)
「男の魅力は40から」
「がんばらない」

・・・内容はバラバラですが、
こんな人たちが今年も「ことば」を業としてまい進してまいります。
そんなアイアール・アルトを今年もよろしくお願い致します。

さてさて今年はどのような「キーワード」がみなさんの心に残るでしょうか?
2003.1

文責:alto